大山阿夫利神社の紅葉
第10代崇神天皇の頃(紀元前97年頃)の創建と伝えられ、山頂に本社、標高700メートルの中腹に下社があります。
「大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)」「大雷神(おおいかずちのかみ)」「高おかみ神(たかおかみのかみ)」を主祭神とし、大山山頂に立つ本社に祀られております。
源頼朝をはじめ、多くの武将に厚い崇敬を受け、江戸時代には庶民の信仰を集め大山参りが盛んになりました。
大山阿夫利神社の主祭神は、オオヤマズミの神、タカオガミの神、オオイカヅチの神。しかし、大山阿夫利神社は、そういった神々もさることながら、
やはり大山という山と一体で受け止めないとならないものと思う。 大山は、またの名を阿夫利山という。阿夫利の名は、常に雲や霧を生じ雨を降らすので、この名が起こったと言われる。雨降り山である。
標高は1251メートルで、関東平野に望んで突出している雄大な山容は、丹沢山塊東端の独立峰となっている。
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阿夫利神社は、古代からこの辺りに住む人たちの心の拠り所となり、 国を護る神の山として崇められてきた。すなわち、この地方のクニミタケである。
山野の幸を司る水の神、山の神として、また海上からは羅針盤をつとめる海の護り神、さらには大漁の神として信仰をあつめるとともに、庶民信仰の中心として今日に及んでいる。
山頂からは祭りに使ったと考えられる縄文時代(紀元前約1000年頃)の土器片が多く出土していて、信仰の古さを物語っている。